航空機に鳥が衝突する「バードストライク」対策の切り札として、国土交通省が2012年に約10億円をかけて東京・羽田空港に設置した「鳥検知装置」が、レーダーなどの性能不良のため、ほとんど機能していないことがわかった。 「世界初の取り組み」などとして鳴り物入りで導入された同装置だが、改善のメドすら立っておらず、専門家からは批判の声が上がっている。 東京湾に面した羽田空港の周辺には、スズメやツバメのほか、ムクドリなどの野鳥も数多く飛来する。航空機と鳥との衝突は年間150~200回前後あり、機体が損傷するケースもある。特に、エンジンの空気吸入口に鳥が吸い込まれると、エンジン出力に異常が生じ、深刻な事態につながりかねないため、国交省や航空会社は「鳥対策」に神経をすり減らしてきた。 海外でも、09年に米ニューヨークで起きたUSエアウェイズ機のハドソン川への不時着事故が、バードストライクによる2基のエンジ
NECは、航空機が離発着する際に、鳥の衝突の危険性を軽減するため、空港及びその周辺における鳥の存在等を常時監視する「鳥位置検出ソリューション」を新たに開発し、販売開始します。本ソリューションは、東京国際空港(羽田空港)に採用されています。 昨今、鳥が航空機に衝突する「バードストライク」による航空機のトラブルが、空港の高い安全性を確保する上で、大きな課題となっています。NECは空港及びその周辺の鳥位置を検出し、鳥の種別をデータとして蓄積できるソリューションを開発しました。 現在、東京国際空港(羽田空港)では、バードパトロール員が空港を巡回し、目視で鳥を見つけるたびに防除作業を実施しています。本ソリューションの導入によって空港及びその周辺を常時監視し、早期に鳥を発見することにより防除作業の効率化を図ることが可能です。 また、目視による鳥の検出が難しい夜間の防除は重要な課題であり、昼夜を通してバ
インドネシア沖のジャワ海(Java Sea)で回収されたエアアジア(AirAsia)QZ8501便のフライトレコーダー(2015年1月12日撮影)。(c)AFP/ADEK BERRY 【1月13日 AFP】欧州航空機大手エアバス(Airbus)の長距離旅客機「A350」と「A380」に、機体から切り離され水に浮くタイプの新型ブラックボックスが搭載される予定であることが分かった。関係者が12日、AFPに語った。これにより航空機が海に墜落した場合、ブラックボックスの発見が容易になる。 開発に関わったこの関係者によると、エアバスは昨年末、浮上型ブラックボックスを機体後部に搭載する目的で機体に修正を加える許可を、欧州航空安全局(European Aviation Safety Agency、EASA)から得た。 EASA広報も、エアバス航空機に新型のフライトレコーダー(飛行記録装置)とボイスレコー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く