インド・ガンディナガルの恐竜・化石公園に置かれたトリケラトプスの模型(2010年3月3日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAM PANTHAKY 【3月24日 AFP】トリケラトプスなどの角を持つ恐竜が頭部の印象的な装飾を進化させた目的は、自分と同じ種の仲間を認識するためでなく、繁殖相手の気を引くためだった可能性が高いとする研究論文が21日、発表された。 1億5000万年前~6500万年前に生息していた四足歩行の草食恐竜の一分類群、角竜類の複雑な構造をしたフリルと角は、角竜類がお互いを識別し、異種間の交雑を避ける助けになるとこれまで考えられていた。 だが、英ロンドン大学クイーンメアリー校(Queen Mary University of London)などの研究チームは今回、角竜類の装飾は発情した時により役に立った可能性があるとする説を提唱した。 研究チームは、約1500万年の期間に