中国の深センに本拠を置くXunlong Softwareが、「Raspberry Pi 3」の価格を下回る「Orange Pi」を発売したのは、2016年のことだ。ただしRaspberry Pi 3と違い、Orange PiにはWi-Fi機能が搭載されていなかった。 そのOrange Piに新モデル「Orange Pi 2G-IoT」が登場し、接続機能に関しては立場が逆になった。10ドルという価格にもかかわらず、無線LANとBluetoothだけでなく、開発者がモノのインターネット(IoT)に利用できる2Gアンテナが搭載されたのだ。 Orange Pi 2G-IoTは、先ごろ発売された「Raspberry Pi Zero W」に対抗する製品だ。Raspberry Pi Zero Wも価格は10ドルで、無線LANとBluetooth機能を搭載しているが、モバイルネットワークにはアクセスできな