ロナウジーニョがバルセロナの救世主だった時代。ジダン、フィーゴ、ロナウドも霞む圧倒的な技巧と存在感【バルサの20年史(2)】 世界のフットボールシーンは、この約20年で大きく変わったと言える。選手の契約と移籍のあり方が変わり、名門クラブも栄枯盛衰を経験している。今回は120年を超える歴史を持つバルセロナの現代史を複数回に渡って辿っていきたい。(文:西部謙司) 2003年の会長選挙で選出されたジョアン・ラポルタは、ヨハン・クライフに近い人物だった。 【今シーズンのバルセロナはDAZNで! いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】 このころのクライフはメディアを通じてバルサへの厳しい意見を述べていた。監督のころからホセ・ルイス・ヌニェス会長と対立し、クラブを離れてからは最も手強い批判者だった。クラブの成績下降とは逆にクライフへの再評価が高まっていた。20年以上続いたヌニェス会長と後継