隣り合うように接近した木星(右下)と土星(同上)。近くに細い月も姿を現した=17日午後5時12分、東京都日野市 (共同通信) 木星と土星が隣り合うように接近し、近くに細い月も姿を現す珍しい天体ショーが17日、東京などで見られた。国立天文台によると、22日には木星と土星が1623年以来、約400年ぶりの近さとなる。ただし日本からは、この日は地平線の下になって観察できず、最も近づいた状態を見るチャンスは、21日の日の入り後、1時間ほどという。 天文台は、条件が良ければ南西方向に肉眼でも観察できるとした上で「双眼鏡を使うとさらに楽しめる」と説明する。 木星と土星は太陽の周りを回る周期が異なり、約20年に一度、接近して見える。軌道の傾きに差があるため、どこまで接近するかに違いが生じる。
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