H2Oリテイリングは2日、阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)の8月の売上高(速報値)が前年同月比76・5%の増収だったと発表した。売上高が前年を上回ったのは10カ月連続。超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)にある近鉄百貨店の本店も約30%の増収。新装開店の効果で来店客数が伸び、売上高を押し上げた。 一方、大丸梅田店(同市北区)と高島屋大阪店(同市中央区)の売上高はそれぞれ5・6%減、2・7%減。 阪急梅田本店は、お盆期間前後に開催した家族向けイベントの効果で、来店客数が前年比で約2倍に拡大。時計などの高額商品の販売増につながった。猛暑の影響で浴衣や日傘など夏物商品も好調だった。 阪急梅田本店は昨年11月、近鉄本店はことし6月に新装開店した。