ある子どもが犯罪を犯したときに「育てた親の責任」を問うのなら、子ども世代全体の凶悪化を訴えるときには「親世代全体の責任」を問うのが筋ではないのかと思うのだが、まるで自分たちはそういう構造の外にいて、客観的に糾弾する側であるかのように訴えているのが、どうにも不思議でならない。 — サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 19 先日から例の中学生事案に絡んで、子供の犯罪の凶悪化やら少年法やらの話が色々と出回っていて、文化人や知識人な方々が次々とドヤ顔しながら「最近の子供の犯罪は凶悪化しています。だから少年法を改正してもっとしつけねば」的な話を見聞きする。 少年世代における犯罪動向は、数々の統計によりむしろ減少していることが明らかにされている。これは単に数量的な話だけでなく、人数比率でもいえること。子供の数が減っているから件数も減っていて当然云々っていうロジックは通用しない