火炎瓶から催涙弾の消し方まで――なぜ熟知している? 実は他にも、今回の香港デモの最前線では不思議な光景が数多く見られる。たとえばTwitterなどでは、警官隊が放った催涙弾に対して、デモ隊が水筒の水などを使って非常に手早く無効化処理をおこなう動画がいくつも投稿されている――。のだが、彼らはどこでそんな方法を知ったのだろうか? また、近ごろは着弾後の催涙弾をデモ隊がチェックし、使用期限が切れているものについては証拠を保存、健康問題を引き起こすとしてSNS上などで告発する動きも見られる。しかし、そもそも催涙弾に使用期限があること自体、一般人はまず知らない知識である。彼らはなぜ、そんなマニアックな事情を知っているのだろうか。 加えて私が確認した限り、勇武派が集まるSNSのコミュニティには、すくなくとも7月ごろから火炎瓶を作成する詳細なレシピが出回っている。 写真には写っていないが、左手画面外に勇