日本女子プロ将棋協会(LPSA)は14日、元女流名人の林葉直子さん(42)が6月にスタートする同協会公認棋戦「日レスインビテーションカップ・女流棋士トーナメント」に出場すると発表した。LPSAが主催者推薦で特別出場を依頼し、林葉さんが快諾したという。 LPSAは日本将棋連盟から独立した女流棋士の団体。同トーナメントは公式戦ではないが、林葉さんのほか同協会所属の女流棋士やアマチュア3人ら計17人が出場し、優勝賞金100万円を争う。 林葉さんは1980年に女流棋士となり、女流名人4期、女流王将を10期獲得するなど活躍。15歳0カ月で女流名人を獲得した年少記録を持っている。しかし95年、「勝ちたいというプロ意識がなくなった」と将棋連盟を退会した。同協会によると、女流棋士への復帰や他の棋戦への出場予定は現段階ではないという。