董晨悦 2、技術狂人の代価 「技術狂人」は日本電機業界を凝縮していると同時に日本の企業家の誇りでもあるが、残念なことに全ての日本電機業界各社の経営者は高級技術生産路線を信奉した結果、自らを中国市場のニーズに合わない場所へ追いやってしまう形となった。 しかしながら、日本企業はこのまま前進することも簡単でない一方、高級品というイメージを捨てたとしたら単なる大衆品になってしまうというジレンマに陥っており、高級路線を維持すればシェアを維持することができず、大衆品に転化すればブランド価値が減少してしまうこととなる。 3年前から大衆家電路線を捨てた日立は高級家電路線に転換、自らの技術を発揮して背面投下式テレビなどを投入したが、液晶テレビに代表される高級家電製品は2005年下半期になって漸く市場が拡大した段階であり、国内カラーテレビ市場全体の売上高に占める割合は僅か1%に留まっている。また国内外の家電大