先日、昨年の映画産業データが日本映画製作者連盟(映連)から発表された。今日はその数値を見て読み解いていく。http://www.eiren.org/toukei/index.html 本題に入る前に言い訳をしておくが、僕はここで触れる映画をすべては観ていない。印象論も多い。また、各作品への言及も総合的な分析にはなっていない。各作品に対して細かく述べると、きりがないからだ。 そして、全般的に厳しい眼差しを向けている。これはべつに映画業界に恨みがあるとかではなく、ジャーナリスティックな立場(そう名乗ったことはないが)で苦言を呈しているだけである。いわばセルジオ越後的な「あえて批判」である。この文章を読むなかには、もしかしたらここに名前が出てくるひとや関係者もいるかもしれない。その方々には、このような立場の違いを承知していただいて、寛容に受け止めていただきたい。 以上を踏まえ、たしょう筆が滑って
そんな過去の経験もあったから、先日のウォールストリート・ジャーナル紙の記事を見て仰天した。記事は今や金融機関や電力などを除く事業会社の7割がジャンク(紙くず)債の水準(BB以下)と報じていた。1980年と2006年の間の、格付け別企業数シェアの著しい変化は下記の通りだ。 記事によると、ジャンク債のカテゴリーに入る企業は、1980年は全体の約3分の1だったが、80年代の終わりに約半分に上昇し、現在は7割まで上昇したとのことである。 これは一体何を意味するのであろう。 米国経済もしくは世界経済が少しでも悪化した場合、直ちに多くの企業が倒産し、大量の不良債権を抱えた金融機関は貸し出しを控え、クレジットクランチ(信用収縮)を招き、大不況を招いてしまう危険性が高まっている。現在、多くの米国企業は、不況を乗り切るだけの信用力と資本力が欠如している。 株式指数である「S&P500」に組み入れられているよ
BRICs4カ国の中でも、特に日本食人気が高いのがロシアです。首都モスクワなどの大都市部では寿司屋をはじめたくさんの日本食レストランが立ち並ぶようになりました。日本の農林水産省の推計によると、ロシアにおける日本食レストランの数は現在約500店に上るということです(図表)。 ロシアで日本食がブームとなっている背景には、急速な経済発展に伴い国民の生活水準が向上してきたことがあります。1人当たりの国民所得は、ソ連崩壊直後の1992年の段階ではわずか576ドルにすぎませんでしたが、直近の2005年は5349ドルと9.3倍の規模に拡大しました。また、国民の健康志向が強まる中、カロリーが高く肥満になりやすい洋食よりも、ヘルシーな和食への関心が強まっているという事情もあります。 さらに、供給側の要因も見逃せません。それまでは、ロシアの庶民にとって日本食レストランは値段が高く、一部の富裕層しか楽しむことが
一昨日夜半病院行きとなったムスビ。今日は随分元気になってきました。病名は、バクテリアによる消化器異常・・・つまり「食あたり」ですな。うーん、何を食べたのか。(もう一匹はピンピンしている。) なぜバクテリアとわかったかというと「サンプル」を持ち込んで顕微鏡で見てもらったから。サンプルが何かはヒ・ミ・ツ。脱水症状気味だったので、生理食塩水を打ってもらって、あと抗生物質ともう一つ注射して、薬をもらって、消化のよい処方箋キャットフードを出してもらって帰宅。これで2時間。ふー。 で、今は、毎日二回薬を飲ませないとならないんですが、これが、針のない注射器で1ccずつ二種類を喉に流し込む、という荒業。手で、ぐわっと猫の頭を掴んで仰け反らせ、口をあけた瞬間に喉の奥のほうめがけてぐしゃっと噴射。結構上手くなってきたけど。 昨日は、隅っこにうずくまって水も飲まず、ダダモレ状態でしたが(今日もちょっと)、今日は
■デバッグについての話題を多く見かけた バンダイナムコの『カルドセプト』、セガの『ファンタシースターユニバース』と『ぷよぷよDS』、任天堂の『ポケモン』など、ゲームソフトの不具合が相次いでいます。そのせいか、昨年末から年頭にかけて、ゲーム開発者のブログや掲示板で、デバッグについての話題をいくつか見かけました。 ユーザーレベルの議論としては、重大なバグを出した会社を吊るし上げて集中砲火で叩く意見が圧倒的に多いものの、一方で制作サイドとしては、対岸の火事として安穏と眺めてもいられない気分なのでしょう。騒がれ、目立った事例だけが問題ではなく、たまたま騒がれなかった事例もあるはずで、リスクが高まっているという認識が、ゲーム制作者の間で共有され始めています。 単に、重大なバグを出した会社の問題という視点ではなく、ネットの普及にともない、不具合についての情報、それに対する企業の対応がまたたく間にネット
科学者にも哲学者にも解けなかった「意識の謎」とは何か? 赤いものを見ると、脳のニューロンに電気インパルスが流れ、「赤い」という感覚が生じます。 この、赤い色を見たときに脳内のニューロンに流れる「電気信号自体」は、「赤い」という「感覚そのもの」ではありません。 もちろん、(1)ニューロンの発火と(2)赤いという感覚の発生は、因果関係もしくはなんらかの対応関係がありますが、両者は別物です。 つまり、脳のニューロンの活動を、分子レベルでどんなに精密に観察しまくっても、「赤い」とか「冷たい」とかいう「感覚それ自体」は、どこにも見つからないのです。 どんなに精密な機械で調べても、活発に電気インパルスを飛ばし合い、シナプスから神経伝達物質を放出しているニューラルネットワークが見えるだけです。*1 では、この「赤い」とか「冷たい」とかいう感覚が、ニューロンの分子と電子の活動パターンという物理化学的なもの
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