ガソリンの値上がりが止まらない。その原因となっている原油価格の異常なまでの高騰を前に、国内の市場関係者は「あいつらの言うことが本当になった」と嘆く。“あいつら”とは、米国を代表する金融グループ、ゴールドマン・サックス(以下、GS)のこと。GSが5月5日に発表したリポートで、2010年までは原油相場の上昇が続き、「1バレル135ドルの高値をつける」との見通しが示されていたことが衝撃を与えているのだ。 「GSの予測が的中したのは初めてではない。原油価格が50ドル近辺で推移していた05年にも、『105ドル近辺まで高騰する』というリポートを発表している。2度も衝撃的な見通しが当たったとあって、市場関係者は次のGSリポートの発表をかたずをのんで見守っている」(前出の市場関係者) しかしこのGSリポートに対しては、「インチキだ」との声もある。というのも、今回の原油高の主因は、昨年来のサブプライム問題で
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