NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公で、長野県上田市ゆかりの戦国武将真田信繁(幸村)が出したとみられる書状が新たに見つかったことが16日、分かった。清泉女学院大(長野市)の玉城司客員教授(63)が発見し、1590(天正18)年の年号と信繁の署名がある。信州の歴史文書をまとめた「信濃史料」に内容が載っている書状の原本とみられる。 玉城客員教授によると、現在伝来している信繁が出した文書は20通で、これまで原本が確認されているのは7通。今回見つかったのは信繁が20代前半ごろの早い段階の史料で、「信繁」と署名するのは唯一という。 書状は、豊臣秀吉が相模国(現神奈川県)の北条氏を滅ぼした小田原攻めがあった90年の8月10日付で、「安中平三」宛て。絶え間なく戦い続けてきたことから安中の姓を与え、領地などを与えることを約束する内容だ。 従来の研究では、「安中と主従関係に入った」「小田原出兵に際し関東
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