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ブックマーク / cds190.exblog.jp (8)

  • パラダイム成熟志向としての本来の「家康志向」(1) | 文化力で発想しよう!

    「江戸の遺伝子」徳川恒孝著 PHP刊 発 私は、書「江戸の遺伝子」を読んで、 「信長志向」は空間軸志向(戦国という時間軸を止める志向) 「家康志向」は時間軸志向(鎖国により空間軸を限定しての志向) ではないかと仮説しました。 江戸時代の政治や経済や生活文化がいかに、既存パラダイムを成熟させる仕掛けに満ちていたか、うまくシナジーを発揮するように構成されていたかを具体的に知ると、そのように整理できるからです。 このことは、おいおい書を引用して具体的に検討していきます。 私は、 来的な美点を備えた「日型の集団独創」が現代社会において衰頽した根的な原因は、 直接的には以上のような「江戸的な人々の心や精神的な文化」の衰退にある、つまり「家康志向」の形骸化であると実感しています。 これはひとり企業社会の問題ではなく日社会全体の問題ですが、とくに書を読んで、「家」という枠組みが戦後の核家族

  • 日本の独自性の源泉をレビューする(1/5) | 文化力で発想しよう!

    「日人ほど個性と創造力の豊かな国民はいない」呉善花著/PHP刊 新版への序(2007年)と旧版まえがき(1998年) 発 このは、韓国人の目からみた日の美点的特徴の評論に定評のある呉善花氏のいまから10年前、1998年の著作だ。 日の独自性の源泉、そして私が「日型の集団独創」とするものの源泉を、とても具体的に分かり易く説明している。 私が著者の着眼と評論を重視するのは、それが日人自身のものではない客観的なものだからだ。しかも、私たち日人が往々にして欧米との対比において日人と日文化を論じてきたのに対して、彼女は東アジアの儒教文化の影響下にある中華文化圏や韓国との対比において論じる。 このことが、日の独自性の源泉を「農耕以前に遡る深み」において明らかにしてくれるのだ。 論では、私が「日型の集団独創」とするものの主要概念を著者がいかに説明しているかを中心に、言わば我田引水

  • 社会構成主義を生に勉強中 | 文化力で発想しよう!

    (もぬけの空になった代々木オフィスをお掃除中。 コーヒーブレイクにmixi日記を「僕」を「私」にかえて以下転載します。 12年の塵埃を払拭する作業はなかなか終わりません。しかし、それを自分の身体をつかって無心にすることは、自己革新をめざす新しい門出においてとても大切であると直感します。 新しい物語を紡ぎだして行くためには、古い物語を心の底からきれいに終わらせなくてはなりません。) ここ3月、4月、5月は引っ越しの準備、実施、後処理に専念していて、仕事としては、年度末に今後の研究課題ときめた社会構成主義の読書だけをしている。それも遅々として進まないのだが、寸暇を惜しんで読み進めると面白くてしかたがない。 自分の考えてきた多方面の事どもが社会構成主義のパラダイムで総括でき、それが分かっていくのが楽しい。5月には決算もしなければならないが、来期からの研究活動には今からワクワクしている。まずはその

  • 非攻にして墨守する「墨攻」 | 文化力で発想しよう!

    1989年、第1回の日ファンタジーノベル大賞を受賞した酒見賢一の小説を、森秀樹が1992年から4年以上にわたりビックコミックで連載、いずれも香港等で翻訳され、それに感動したジェイコブ・チャン監督により撮られた。華人社会では日人原作による反戦作品という点も興味をもたれるらしい。 出演者を香港、台湾韓国の精鋭が、撮影と音楽を日の精鋭が固めている。 私は、1986年個人事務所設立して間もない意気盛んな当時、原作小説を読んで「墨家」の理念と「墨攻」の仕事人としての有り方に心酔してしまった。 おそらく外部ブレインとして企業のプロジェクトに単身参画して、何らかの影響力を行使する仕事をしている人で、その仕事に自負をもつ者であれば、何らかの形で自らに引きつけて見てしまう内容だと思われる。 それが、大好きな「甲殻機動隊」や「イノセンス」の川井憲次の音楽映画化されるという。私は昨年「父親たちの星条旗

    非攻にして墨守する「墨攻」 | 文化力で発想しよう!
  • プラズマテレビ な 2シーター・カー 現る!? | 文化力で発想しよう!

    *パイオニアなどの プラズマテレビ、カーナビ、カーオーディオのメーカーに、 是非リーダーシップをとってクルマ・メーカーとのコラボレーションを 展開してほしい!! Apple社のApple TVやiPhone あるいはWiiチャンネルと連携したら話題騒然でしょう!! 私がこうした「パラダイムゆさぶり型アイデア」を多発し発信する理由 商品開発アイデアは、すでに進行しているものについては社外秘であり、開発者は厳しい守秘義務を負っています。 しかしそれは、ほとんどの場合、生活者側からみれば既存パラダイムの枠内のものです。 ですから、守秘義務を理由に閉鎖的な社内コミュニケーションばかりしていると、破天荒なブレストをふだんから部門会社内外の垣根を越えてする機会はまったくなくなり、業界や社会全体がびっくりするようなパラダイム転換発想は少なくなります。 しかし、こうした言わば「垣根越え」はじつは1990年

    プラズマテレビ な 2シーター・カー 現る!? | 文化力で発想しよう!
  • 社内ポータル、ブログ、SNSの相関を想定する | 文化力で発想しよう!

    外部ブレインが顧客企業の「相」を「身体知」で「見立てる」ということ 私のような外部ブレインが、社内コミュニケーション・インフラの構築戦略とその立案作業についてアドバイスを求められる場合、できることは限られています。そして、それは社内の人間ではできないか、しにくいことでなければ、私に問われることすらありません。 またITエキスパートではない私に求められるアドバイスは、ITという<手段>についてではなくて、<目的>の想定をいかにすべきか、ということに尽きます。 企業の場合、経営に受け入れられる<目的>は、企業の抱える問題の解決や課題を達成するということです。企業全体の問題や課題について、外部から部門横断的に対応している者の方が全体を客観的かつ単純素朴に観ることができます。 そして、それができる場合、競合他社や隣接業界を知っているだけに、問題解決や課題達成のその会社ならではの個性的な方向性を、即

  • ビジネスマンが天命を知ることの実際と意味 | 文化力で発想しよう!

    「天命の暗号 あなたの天命は今日までの人生に秘されている」 出口光著/中経出版刊 発 書店店頭で偶然みかけたこのをパラパラとやった時に 、第三章のタイトル「嘆きから天命をつかむ」 という言葉が気にかかり購入しました。 今にして想うとそれは、私の人材開発や社内コミュニケーションの促進など部下同僚を動機づけることに関心をもっている知人のほとんどが、そして真摯にあるクリエイティブな課題に取り組んでいるまじめな友人ほど、「嘆き」を口にしていることに思い当たったからだと思います。 の最後には、診断サイトのパスワードがありました。 去年、偶然近所のブックオフでみかけて買って検討した 「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」日経済新聞社刊 も同じように診断サイトとリンクしていて、人材の個性を知るに役立つだったのですが、同様に役立つかも知れないと期待しました。これは、調査で有名なギャラップの前会長、副

  • ヴィジョンの基本的な原理と効用そして楽天思考 | 文化力で発想しよう!

    「望みがかなう人は楽天思考」佐藤富雄著・中経の文庫 発 ビジョンの基原理は楽天思考 著者は、「楽天思考」と、常識的に良いとされている「積極思考」とを峻別します。 しかも、 「積極思考は避けてください 『やらなければならないこと』はあなたを成功させるかもしれません。でも、ストレスが化学反応を狂わせ、歳とともにあなたは蝕まれます」 「楽天思考をくせにしましょう 『やりたいこと』は脳内ホルモンを改善します。からだのなかの化学反応も改善します」と述べます。 一般的に、「ストレスが良くない」と言われますが、著者は、正確には「物事をストレスと受け止める意識」と「ストレスに対応する思考」の有り方こそが問題だと言います(ストレスは必ずしも悪いものではありません)。 つまり、「消極思考」でとらえるか「積極思考」でとらえるか、そして「楽天思考」でとらえるかです。 結論として著者は、長い人生を豊かに送るために

    sharia
    sharia 2006/11/01
    すごい・・・。
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