オーストラリア連邦政府のフライデンバーグ財務相がこのほど、香港のインフラ建設大手、長江基建(CKI)によるオーストラリアのパイプライン大手APAグループの買収計画を正式に却下した。外資企業による国内最大のガス輸送事業独占を招き、国益に反する可能性があるとの見解に基づく判断。連邦政府がCKIを中国企業とみなし、中国の増大する影響力を懸念したことも背景にあるとみられる。一方、CKIは次の買収候補として送電会社スパーク・インフラストラクチャーに狙いを定めているもようだ。21日付オーストラリアンが伝えた。
![豪政府、香港企のAPA買収を正式に却下 - NNA ASIA・オーストラリア・公益](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d69867f2cbd8933dcac56a8cb1ffe817e795ee76/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nna.jp%2Ffiles%2Fimages%2Fnna_sns_logo.png)