椎名作品は勢いとキャラクターのハーモニーが美しい(高橋) ──おふたりの交流について伺いたいのですが、まず互いの作品を読んだ際の第一印象はいかがでしたか? 椎名高志 僕は中学生のときに連載が始まったばかりの「うる星やつら」を読んで、「すごいものが始まっちゃったな」と驚きました。SFコメディというジャンルが大好物だというのももちろんありましたが、それ以上にキャラクターの生々しさみたいなものに衝撃を受けたんです。そこで「マンガって絵空事ではなく、これだけ存在感のあるキャラクターが描けるならなんでもできるんじゃないか」と思ったのがきっかけでマンガの世界に入ろうと決めたくらいで。高橋先生の作品にはそれくらいのインパクトがありました。 ──衝撃を受けたことについて、もう少し具体的に教えていただいていいですか。 椎名 例えばそれまで僕が読んでいたマンガのキャラクターは「俺はこう思ってるんだ」と言ったら
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