2月14日、日本ベリサインはECC、DSAという新しい公開鍵暗号アルゴリズムを用いたSSLサーバー証明書を発表した。従来、公開鍵暗号で用いられてきたRSAとは異なる選択肢を提供することで、保護とパフォーマンスを向上させるという。 RSA方式が危険な訳ではないが…… 従来、SSLサーバー証明書は、RSAのアルゴリズムをSSLのハンドシェイクに用いて、Webサーバーの運営団体の実在性を証明してきた。今回、日本ベリサインでは新たにECCとDSAという暗号アルゴリズムをサポートし、商用として初めて「マネージドPKI for SSL」のオプションとして提供するという。 発表会の冒頭、登壇した日本ベリサイン SSL製品本部 SSLプロダクトマーケティング部 上級部長 安達徹也氏は、まずシマンテックおよびベリサインとして、RSAの暗号方式が危ないと判断しているわけではないことを強調。米国や日本の政府機関