電通の海外本社、電通イージス・ネットワークは6月16日、「世界の広告費成長率予測」を発表した。世界的にデジタルシフトが加速し、2018年には世界のデジタル広告費が初めてテレビの広告費を上回るという。 同調査では、全世界59の地域からデータを収集。16年実績の確定と17年予測の確定、18年の予測を行った。 18年には、世界のデジタル広告費が初めてテレビ広告費を超えると予測。デジタル広告費のシェアは37.6%(2158億円ドル)に達し、テレビ広告費のシェア35.9%を上回る。 デジタル広告費の内訳では、17年にモバイル広告費がPC広告費を抜き、デジタル広告費全体の56%に達するという。25年には世界のスマートフォン流通台数が40億台に達する予測もあり、この傾向は続く見込みだ。 デジタル広告費をけん引するのは、動画、SNS、運用型広告(リスティング広告など)で、17年の成長率はそれぞれ32.4%