全国でカンピロバクター食中毒が多発しています 全国では,細菌性食中毒の年間発生件数の約6割を占め(令和3年),ワースト1位です。 県内でも令和3年に3件発生しています。 カンピロバクターって? 特徴 家畜,家きん類の腸管内に生息し,食肉に処理する際に食肉(特に鶏肉),臓器を汚染します。また,まれに飲料水が汚染されて食中毒が発生しています。 市販の加熱用鶏肉及び内臓から,高い割合でカンピロバクターが見つかっています。 乾燥にきわめて弱く,また,通常の加熱調理で死滅します。 低温に強く,少量の菌でも発症します。 食中毒の症状 下痢,腹痛,発熱,嘔吐,頭痛などが主症状です。 潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が1~7日と,他の食中毒に比べて長いです。 まれに,髄膜炎やギラン・バレー症候群などを発症する場合があることが指摘されています。 原因(媒介)食品 原因が判明したものの多くは鶏料理で