ウェブにおけるコミュニケーションには、何よりもストーリーが必要です。この場合のストーリーとは、相手の感情を動かすエピソードや仕組みを指します。アメリカのファストフードチェーン・バーガーキングの「WHOPPER SACRIFICE(ワッパーの犠牲者)」キャンペーンには、人間の感情を刺激するストーリーがありました。 このキャンペーンは、友だちを10人を犠牲にすると、バーガーキングの名物バーガー「ワッパー」が1個無料で手に入るというもの。キャンペーンサイトにアクセスすると、「君は友だちが好きだ。でもワッパーのことも愛してるだろ?」というキャッチコピーが目に入ります。続いて「君は無料でワッパーをもらうために、何を犠牲にする?」というボディコピー。 サイトにあるアプリケーションをインストールして起動すると、Facebook(mixiのようなSNS)の友だちリストが表示されます。その中から心を鬼にして
![「バーガーキング」のストーリー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2e7e8148382fd7b3dec79b2c199e08ace74193a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fmedia%2Fc%2F2012%2Fimages%2Flogo%2Flogo_ogp_1200.png)