広告を広告する時代へ 2009年のカンヌ国際広告祭ではコンペティションのラインナップとして、PR部門が新たに創設されます。PR部門の立上げは、他の新設カテゴリーと同様に長い間検討範囲に入っていたそうですが、ついに「その時が来た」と審査委員長のPhilip Thomas氏は述べています。これは何を意味するのでしょうか? インターネットの登場によって、情報量は一気に肥大し、生活者自らが発信するCGMが生まれました。広告は、インタラクティブ性によってユーザーに体験を提供できるようになったことでコンテンツ化し、さらにエンターテインメント化しました。 一方、生活者は情報に対して賢くなり、広告・キャンペーンは届きづらいだけでなく、コンテンツ化した広告は、それ自体を広告する必要すら出てきました。そんな中、広告(有料の媒体を用いて商品の宣伝をすること)とPRの関係は変化し、広告とCGMは新たな関係を結び始
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