侍ジャパンの一員として東京五輪で金メダルを獲得した、中日のエース・大野雄大投手(32)が9日、本紙の独占インタビューに応じた。全勝Vの要因、稲葉監督の素顔、最年長侍としての思い、コロナ禍の戦い…。5戦全勝で世界一へと駆け上がった稲葉ジャパン激闘の舞台裏を、全て明かしてくれた。(聞き手・渋谷真) ―栗原選手から掛けてもらった金メダルは重かった? 大野雄「先に掛けていたメンバーが『重い』と言っていたんですが、いざ自分が掛けられた時の重さは全然覚えてないんですよ」 ―決勝当日の取材にも答えていましたが、そのメダルを天に掲げた 「ナゴヤ球場のトレーニングルームで、僕が(次の登板に備えた)残留練習で、(木下)雄介がリハビリ。侍ジャパンのメンバーが発表された後だったので『おめでとうございます。金メダル取ったら、見せてくださいね』って言われたんです。ささいな会話。『おお、頑張ってくるわ』って返して。まさ