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愛のうたに関するshibudqnのブックマーク (3)

  • 私の異常なお見合い・雌伏篇 または私は如何にして謎の預言者のインチキを暴き人々を救い出したか - Everything You’ve Ever Dreamed

    大船観音の足元にあるファミレスで宗教家ハナゲーノフ(仮名)の鼻を穴があくほど凝視していた。左側の鼻の穴からは少しだけ、右側の穴からは豪快に毛が飛び出していた。《野郎、右利きだ…》。「FBI心理分析官」をブックオフで購入熟読記憶し、《趣味》の欄に「日曜プロファイリング」と記入する資格を得た僕は、冷静に男の利き腕を見極め、ぼくたち(わたしたち)は今日旅立ちます(たびだちまーす)って小学校の卒業式、クラスの代表として呼びかけをおこなって以来の真剣さを発揮して右の耳から左の耳へ男の話を聞き流していた。 僕の心ここにあらずに気がついたハナゲーノフが言う。「話聴いてますか?」「すみません今一瞬だけ意識がGスポットにはまってました」「冗談がお好きな方だ…」。僕はマジで話を聞かずにシャロンのオッパイを想っていた。「ヘルタスケルター」を聴いて「おおこれ天啓!」と自分勝手に思い込んだ馬鹿に殺された美しき哀しき

    私の異常なお見合い・雌伏篇 または私は如何にして謎の預言者のインチキを暴き人々を救い出したか - Everything You’ve Ever Dreamed
    shibudqn
    shibudqn 2009/09/29
    カップが減少してるぞ!
  • 私の異常なお見合い・急 または私は如何にしてお見合いを断った挙句に大事なところをおかされたか - Everything You’ve Ever Dreamed

    時折、部屋が別の顔をしていることがある。出張や旅行などで何日か部屋を離れて戻ってきたとき、別の顔に出くわすことがある。まったく違う部屋というわけではなく、ちょっとした違和感、ズレがノイズのように視覚、聴覚、嗅覚のうえを走るのだ。或る風景を眺めてみる。両の目で。右目で。左目で。一の風景が三の相を持って現れる、そういうズレだ。今日、部屋に戻ると部屋が別の顔を持っていた。いつもより整理が行き届いているような気がした。僕はほぼ二日ぶりに、冬にお見合いをしたシノさんの実家から帰ってきた。怪我をして行動不能に陥った僕はシノさんの実家に泊めてもらったのだ。シノさんはスザンヌ似の25歳、戦国時代好き西軍派、趣味コスプレ。コスプレ時はシノ改めノッピー☆。 遡って夕方。回転寿司屋。隣にいた騒々しい大家族がイカ以外の魚介類を奪ってしまうせいで、我々の席にはきゅうりやツナを巻いた海苔巻き、ケーキ、スイートポテトが

    私の異常なお見合い・急 または私は如何にしてお見合いを断った挙句に大事なところをおかされたか - Everything You’ve Ever Dreamed
    shibudqn
    shibudqn 2009/06/21
    かに味噌汁の飲み過ぎではないか。かにに当たるとこうなるのか。
  • 別れ - Everything You’ve Ever Dreamed

    「どうして名前で呼んでくれないの?」と彼女が言ったときに僕らのコーダは始まった。終わりを迎えようとしている僕らの関係は終始、別れの予感と後ろめたさで出来たフレームで縁取られていた。すべて、終わる。そこからは何人も抜け出すことは出来やしない。僕だってそうだ。誰にでも「終わり」はやってくる。それぞれ時期が違うだけで。僕は思う。スタートラインの手前で「なーんか今日は足の調子わりいんだよねえ」なんて負けたときの予防線をバリバリ張りまくっているうちに頭の上でチャーンってピストルが鳴った瞬間に勝負が決まっていたように、僕らの関係は始まったときから「今日このときが終わり」と決まっていたのかもしれない、と。 「ビンセント・ギャロって最低だわ。でもあなたよりは少しマシだわ」と彼女は言った。バッファロー'66を観たあとの六木の国道だった。六木ヒルズは土台もなかったと思う。ショートホープを唇に挟み、ジッポで

    別れ - Everything You’ve Ever Dreamed
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