米通信大手のVerizon Communicationsは米AOLの44億ドルでの買収を発表した際、AOLを「デジタルコンテンツと広告業界のリーダー」と評した。AOLがHuffington PostやTechCrunch、Engadgetなどのデジタルコンテンツを持っていることはよく知られているが、直近の業績資料を見ると最大の収益源は広告であることが分かる。 資料によると、AOLの事業は、Huffington Postなどを含む「ブランドグループ」、ISP事業の「メンバーシップグループ」、広告事業の「AOLプラットフォーム」に分かれており、2015年第1四半期(1~3月)の売上高が最も多いのは広告事業の2億7980万ドルでコンテンツとISPを大きく引き離している。成長率も広告だけが2桁だ。 広告事業では、動画広告を含むサードパーティー向け広告プラットフォームが特に好調だった。OIBDA(減