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ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (13)

  • 魚を釣るための水上の釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    魚を釣ろうとしましたら釣り場で一所懸命に釣るということに成りますが、これはこれで間違いじゃあ御座いません。 その上人様よりたとえ一匹でも余計に釣りたいと思うのは人情で御座いまして、釣り師はこれに腐心して色々散策してまいるのです。出来ることならそれを確実なものにしたい、よ~く分かります、その為には・・・ 朝、出船時には当日船に乗る面子というものが定まって、さあという事になります。 ここで上手下手の暗黙のふるいわけと位取りが定まって大体の布陣が決まってまいります。どういうことかと言いますと、いいポイントに入るには釣りのうまい人から順番に座る場所を決めて収まりをつけるということです。 別段決まりではないので、何処に座っても誰も何も言いませんが、おのずとそのような流れになるという事です。 釣り場には渡船で向かいます。 「お、家で何かあったな! 少々込み入った話だなこりゃあ」 「お、島内の揉め事か?

    魚を釣るための水上の釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    shibuyads
    shibuyads 2015/11/20
  • 釣り師と「うちの子やめさせます」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    編集 釣り師は釣りをしに釣り場にと参りますが、そこは人のこと、そればかりでは有りません。 余程つらいこと、辛らつなことなど有りましたら、逃避しても参りますから、なにやら苦虫を噛み潰した釣りと成ってまいります。 さる方など朝っぱらから眉間の縦じわ「どうしたい、えらい色っぽい縦じわじゃあねえか?」といいますと「なあに、昨日の晩嬶といざこざでひと悶着あってな、くそったれ!腹の立つことにゃぁ物も言わずに弁当を投げて寄越しやがった、くそったれ」 とまあこれなど可愛いもので、弁当を作ってくれるのは、決定的ではないことですからほほえましいと言わざるを得ません。 釣り場では余程親しい仲になれば別ですが、あまり他人の詮索はしてまいりません。 それでなくても煩わしい、陸のしがらみなどは持ち込みたくないからでしょうか。ですからどの職業の方であるかよく分かりませんで、家族構成、社会的な地位など知らぬ事が多いもので

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    shibuyads 2015/11/17
  • 池田模型店のばあちゃんの釣りと野良猫 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    池田模型店のばあちゃんは、移動するのに充電式の三輪車に乗っている。足の悪い人が乗るあれだ。運転免許がいるのかどうかは分からない。 浪士様の釣りは海釣りで、うためという目的もあるので少々生臭身を帯びております。そこに行きますと、スポーツフィッシングなどと称しまして釣ったはいいが逃がしてしまうなどと言う釣りも御座いまして、なかなかに理解しがたい釣りも御座います。 来釣りは狩りの一種でも御座いますところで、いたずらに生死の掛かる相手を釣り上げて遊ぶなどと申しますのはいかがなものかと思うのですが、人それぞれ事情と趣向が有るところで、折り合いなど不確かについているところで御座います。 池田模型店のばあちゃんと言う人があって、電動三輪車に跨っております。ご他聞に漏れず足が悪いのです。どうも若い頃からの事で有るらしく、詳しくは分からないが独身で模型店を営みながら生き延びてきた人だ。 このばあちゃんが

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    shibuyads 2015/11/13
  • 名人釣り師のぼうずと素人の大漁 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さてお立会い! どちらさんも耳の穴カッポじってよく聞きな! 目の程はよ~く擦って目ヤ二なんか付けちゃあいけねえ、3年程目を閉じないで聞いとくれ。 世の中に名人上手と言う人は、こりゃあそれぞれ数あるもんでして、その道の上手という事は人並みよりも特段に技量が、それは有る。                その辺の素人やちょっとかじりの半端を驚かす事ぐらい朝飯前で、超人的な事を平気でやってのける。まあその辺の半端に引導を渡すに刃物は入らぬ、芸と技量で滅多切りと言うもんだ。 さてその名人、以前紹介した事のある堂前君という青年だ。凄腕の若手でここいらでは前に出るものがおりません。何がどうあっても遮るものなど無い事です。どう凄腕かと言いますとこれが世間ではこう評されております。 「あの男は小学校のプールでチヌを釣る」 「ダム湖で鯛を釣る」 等と言われまして、おるはずの無いところでもあれだけ根をつめて一所

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    shibuyads 2015/11/12
  • 「年金釣り」の釣り師 あんたのはわしので わしのはあんたのかい! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    段々に秋の気配が深まるところで、釣場と申しますのは釣れる魚が変わってまいりまして、これを追いかける釣り師も少々、面のすげ替えなど起こってまいります。 瀬戸内はこれから段々にメバルのシーズンに成りまして、毛色の変わった釣り師が出没して参ります。 魚と言いますのが種類によりまして性格が変わっておるもので御座いまして、一年ひと日のごとく同じ事をやっていたのでは釣れません。魚の性格に合わせまして餌、仕掛け、釣り方など随時替えてまいります。 一つの魚ばかり追いかける人でありますと、シーズンが終わると竿を納めてまいりまして、又来年にということに成って参ります。釣り師の冬篭り、冬眠とも申しまして、深い反省と新しいシーズンの仕込みと言う具合で御座います。 古林さんと言う人が有りまして、メバル釣りなど異様に好みまして釣ってまいります。シーズン到来と成りましたところで、ようように顔を出して参りました。 この方

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    shibuyads 2015/11/09
  • 釣り師は何に頼って釣りをするか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    年中釣りをして、生活の中心に釣りがどっかり鎮座しております。 釣り師たるもの、当たり前で御座いますが、どうして釣果をあげるかと言う事で頭の中は充満しておるので御座いまして、何処をどう見ても頭の中に他のものが御座いません、自然から手痛い仕打ちなど幾度と無く受けてはおりますものの、一向にめげないのですから生命力は、これはかなり強いので御座います。 人間都合よく夢想いたしまして、夢など見ることでありますが、都合が都合よく行きましたらこれほど好都合と言う事は御座いませんが、なかなかに都合よくは参りません。 釣り師にとって手を上げる、つまり手だれの名人に成ろうといたしますと、それは細かな事の積み重ねで御座いまして、神仏に頼るだの超能力に頼るだの、おまじないなどと言うのを持ち出す者もおりますが、こんなものはなんの役にもたちません、かえってなまじ頼ったりいたすものですから、はなはだ迷惑な存在と言う事であ

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    shibuyads 2015/10/28
  • 迷える子羊! 迷える釣り師! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋深しとも成りますと、取り急ぎ活動期のやり残しなど、これが最後とばかりに動き回るもので御座いまして、あわただしく成って参ります。 これが最後のよすがと成りますと、中には慌てふためくものも出てまいる次第になりまして、それぞれ失敗などしてほころびを晒して参ります。 浪士様などこれを格好の記事ネタにしてまいるのですから、人が悪い事この上ないので御座います。 最近釣場の様子がちと変わってまいりまして、雁首並べた釣り師がどれもこれも、それは用心してまいります。何故なのかと申しますと、かなりの釣り師がブログで紹介されまして、この上生き恥など晒すわけに参らぬ事態と成っておるからなのです。 事件の内容によってはすぐに特定されますし、下手をすると実名まで書かれることに成ります。 仲間内での事は、釣場におきまして個人保護法なんか有るわきゃぁ無いのでありまして、油断も隙も成らぬ無法地帯で御座います。 さて用心い

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    shibuyads 2015/10/27
  • 人は何故釣りをするのか!  「 釣り師と人民 立て飢えたる者! 」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋只中、渡船場に違和感が行き渡り好奇の目が注がれる事でした。 釣り師といえば相も変わらず たむろいたしまして、下司で下世話な話で持ちきりの事ですが・・・・。 場の空気が変わる、一閃するということは有ります。日常に異型の物がからみますと、人はその事態を理解しようといたしましてよく観察するもので御座います。 岡山ナンバーの車が渡船場に入ってまいります、違和感の無い日常でして目出度く釣り日和であることです。 車から二人の釣り人が降り立ちます。それまでにぎやかであった渡船場がにわかに口数少なくなりまして、そこから場の空気が変わります。場の空気を替えたのは二人の出で立ちで御座いました。 二人の出で立ちと申しますと、これが毛沢東時代の前時代的な人民解放軍の服装によく似ておりまして、並み居る釣り師の口をつむがせるのです。 釣り師の服装と言いますものは、着古しておおむねくたびれておるものですが、この二人の

    人は何故釣りをするのか!  「 釣り師と人民 立て飢えたる者! 」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
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    shibuyads 2015/10/25
  • 世に釣り本をあさる趣味あり 釣り師の釣り本と釣り師で無い人の釣り本 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    自信たっぷりなのかと申しますと、生身のかなりいい加減な振る舞いなどいたすところですから、不安の一抹など横切るもので御座います。 妙なものでして、釣りなど永年やっておりますと、存外に釣れることが御座います。このような時、確かに自分には天からの才が有るなど勘違いいたしまして、うぬぼれながら密かにほくそ笑んだ時期も御座いました。 年若い何の裏づけも持たず、たまにめぐり合う良い釣果に勘違いいたしますと、これが世間様に対して大きく恥をかくことにつながってまいります。若いうちから傲慢になり、自信たっぷりに振舞う輩、これはあまり信用できないもので御座いまして、胡散臭ささが蔓延してまいります。 以前にもこの青臭い自信の塊のような奴が講釈を垂れますところを紹介しましたが、世の中には変種と言いますものは際限無く湧き出てくるものでして、日も現れ出でまして世間をお騒がせいたします。 この新手の「自信」はどの様な

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    shibuyads 2015/10/22
  • 豹変する釣り師  「わしゃあ今おらん・・」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋たけなわという事で釣りも寒い冬に向かう前の、このときぞとばかりに勢を出して 釣る時節と成ってまいりました。 風などもまだ穏やかなものですから、釣り師の機嫌もそれは良う御座います。 日頃は風采の上がらぬ釣り師も俄然その気になりますものでして、瀬戸内の海に散らばるので御座います。 瀬戸内の海と申しますのは大きな水道で御座いまして、外海に比べますと随分穏やかなものです。その穏やかな海に今日も嬌声や悔し涙のうめき声などがこだまいたしまして、名もなき釣り師は神様の差配に翻弄されてまいります。 この残りシーズンわずかに成った釣りですが、あと僅かという時になって熱を上げてまいるのですから、この手合は夏休みの宿題など残り僅かなところに到って泣きながらやった口に違いありません。 人間熱に浮かされますとそれは病的に固執するやからも出てまいりまして、世間からはいぶかしがられてまいります。 浪士様のところに連日

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    shibuyads 2015/10/19
  • 釣りは前後左右上下に注意を払うもので、不都合は全方向からやってきます。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    まことに平穏無事と申しますのは、どちら様にとりましても目出度い事でありまして、釣場にとりましても平穏であるに越した事は御座いません。 好事魔多しと申します。とかくこの世は生きずらく、何彼と申しますと不都合な事などが邪魔立てしてまいりまして、これは釣り師にとりましても同じことで御座います。 先だっては遭難船が邪魔立てしてまいりまして、機嫌のほうを損ねてまいるところでありますが、常識を外れたかなり大胆な始末であったことです。 釣場と申しますのは自然の真っ只中で、爪の垢をほじるようなものでして、まことに小さな営みであるところですが、自然は雄大かつ意地悪でありまして、釣り師にそれぞれ災難を振りまいてまいります。 釣りをしております、上空からバチャバチヤと何やら落下してまいります。 はい 鳥の排泄物です。機銃掃射のごとく上空から突然何の前触れも無くですから、備えようの無い事です。あまねく現実を受け入

    釣りは前後左右上下に注意を払うもので、不都合は全方向からやってきます。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
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    shibuyads 2015/10/11
  • 釣りは今日どう釣るか これからどう釣るかであって、決して過去の釣果をひけらかすことではありません。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    空を見上げますと覆いつくすのは女心ばかりと成りまして、秋で御座います。 釣り師も気がはやる季節と成ってまいりまして、益々成り立ち様が世間様とかけ離れる事と成って参ります。 この時節に成りますと釣り師の頭の中は,それは釣りのことばかりで御座いまして、世間向きのことは上の空、言われることなどてんで眼中に無い事となって、ずれた返答しかいたしません、ここいらが一般の常識と行き違いとなってまいるところです。 一般社会と行き違いと成った集団が今日も渡船場にたむろ致します。新手の顔やなじみの顔、それぞれに思惑などよこしまに抱えておりまして、虎視眈々とお互いの手の内を探ったり、知らぬ間柄ですとそれぞれの力量を値踏みいたしております。 自然と小さな集団が出来て参りまして、与太話から釣りの話、はたまた下世話な話まで花が咲く事です。 浪士様は先日のへたくそに、鼻で息をしながら集中するように偉そうに講釈を垂れてお

    釣りは今日どう釣るか これからどう釣るかであって、決して過去の釣果をひけらかすことではありません。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
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    shibuyads 2015/10/07
  • ぼうずを喰らった釣り人が魚を貰います。 家に持ち帰ったらこう言うのです。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「こりゃあわしが釣った!」と言うに決まっています。 「今度はいつ行きますか?」と釣りを始めて間もない釣り人が訪ね来て、次回の釣行日を探ってまいります。 この釣り人、車を持たぬ上釣りのことなどかなりおぼつかない事もあって、浪士様の事を籠かきのインストラクター扱いとしてまいります。そうです釣場に運ばせた上釣り方を教えろと言うわけですから随分と厚かましい釣り人もあったところで御座います。 浪士様といえば、そうは申しましても敵は素人同然、何を言ってもどう振舞おうと赤子の手をひねるようなものですから、便利に暇つぶしのおもちゃにしてまいります。 この御仁、同じ様なスタイルで釣りをいたしましたのは10回ばっかり、駆け出しとはこのことで釣果は伴いませんが、釣りが面白くてしょうがありません。やいのやいのとキツツキの様にせっつくので御座います。 ここはしぶしぶ、あんたが言うから付き合うかともったいぶりまして、

    ぼうずを喰らった釣り人が魚を貰います。 家に持ち帰ったらこう言うのです。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
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    shibuyads 2015/10/02
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