タグ

ブックマーク / ueshin.blog.fc2.com (1)

  • 『友だち地獄』 土井 隆義 | 考えるための書評集

    友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル (ちくま新書 710) 土井 隆義 友だち関係や集団関係の維持には私もたいそう悩まされてきた。私は中学のころから友だち関係の維持がめんどくさいと思いはじめ、ひとりになりたがる傾向が強くなった。二十歳以降は文学や現代思想、社会学を好み、画一化・規格化される集団というものを嫌い、集団から外れる方向ばかりに走ってきたと思う。そのような私にとって、このはずいぶん自分の感じてきた問題と重なるものがえぐられていたと思う。 「今このグループでうまくいかないと、自分は終わりだ」と思ってしまう。 仲間内の人間関係の維持はあまりにもエネルギーを要するものであるため、その関係の中身を吟味したり確認し合ったりする余裕はなく、互いにつながっている時間をひたすら費やしていくだけで精いっぱいである。しかし、そのために何かにいっしょにコミットしていなければいけない。そうしなけ

  • 1