本記事は、G1サミット2019「時代の先を読む開拓者たち~大放談3.0~」の内容を書き起こしたものです。(全2回 前編) 岡島悦子氏(以下、敬称略):まず壇上の皆さまには前もって質問をさせていただきました。「先々5〜10年ぐらいのスパンでテクノロジーはこんな風に変わるから、こんな未来観があるよね」といった将来の仮説ですね。また、それに向けて今はどんな変革や地殻変動が起きていて、その流れのなかで皆さんご自身はどんなことを仕掛けているのか。まずは、そうしたお話を伺っていきたいと思います。では、仲さんから。 「アルゴられた生活」は本当に幸せなのか? 仲暁子氏(以下、敬称略):これから起きる長期的な変化については、『サピエンス全史』(河出書房新社)を書いたユヴァル・ノア・ハラリの『ホモ・デウス』(河出書房新社)という最新作を読んで考えたことがあります。本によると、人はもともと神至上主義だったそうで
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