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三浦しをん さんより… 無口だったり宿題をやらなかったりもするけれど、登場する高校生はみんな、自分や家族や世界のことを真剣に考えている。そんな彼らが、山で暮らす老人たちと出会ったときの戸惑いと喜び――。 きらめく表情を見て、ちょっと涙ぐんでしまった。じいちゃん、ばあちゃんも、高校生たちも、最初は少しカメラを意識しているのだが、そのうちだんだん素が出てくる。思わず笑ってしまう発言や、心打たれずにはいられない言葉が満載!こういうひとたちがいるから、この世界は希望をもって生きるに値する。とってもおもしろい映画です! 石塚とも さんより… 2001年から映画評論活動をしているが、これほど「癒された」と感じた映画は初めてである。それも心の底から。 本当に深いところから、そこにあった痛みや悲しみを、希望を伴ったものに変容させてしまう力を持っている。 (『週刊金曜日』 3月25日号映画評) ●映画のサウ
和歌山県太地町で行われているイルカ漁の実態を追ったドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』。本年度アカデミー賞やサンダンス映画祭などで数々の賞に輝き、話題を呼んだ作品が日本公開を直前にして、東京都内の劇場や大阪・シネマート心斎橋で急遽上映中止となった(※)。これは、同映画を「反日映画」と捉えた団体による過激な抗議活動を受けての判断だという。その後も上映中止に対し、55人のジャーナリスト・文化人が反対声明を発表するなど、依然として大きな波紋を呼んでいる『ザ・コーヴ』。その内容を客観的かつ冷静に分析してみた。 『ザ・コーヴ』 盗撮に憶測……作り手の誠意はどこに? マイケル・ムーア監督の『ボウリング・フォー・コロンバイン』(2002年)や『華氏911』(2004年)、アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が主演した『不都合な真実』など、過去に日本でも話題を呼んだドキュメンタリー映画は数多くあった。もちろん
プラカードを掲げてステージに登場した「ザ・コーヴ」のプロデューサー、フィッシャー・スティーブンス氏(左)やルイ・シホヨス監督ら製作関係者ら(AP) 第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を7日(日本時間8日)受賞した米映画「ザ・コーヴ」。撮影の際にイルカ漁を隠し撮りされた古式捕鯨発祥の地、和歌山県太地町では「怒りを覚える」といった反発の声が上がった。 ザ・コーヴは、スタッフが太地町内の立ち入り禁止区域に侵入し、模型の岩を持ち込んで隠しカメラを設置。十数隻の船団が映画の題名にもなった入り江にイルカの群れを追い込んだ上、漁師が鉄の棒で次々と突き、海面が真っ赤に染まる場面を映し出した。 アカデミー賞について、太地町漁協の幹部は「何を言っても映画の宣伝になるので、取材には応じられない」と事実上の取材拒否。「われわれを『ジャパニーズ・マフィア』と呼ぶなど事実誤認も甚だしい。怒りを覚える」と電話
NHKの若手制作者たちが、演出・プロデュースするドキュメンタリー番組「ドキュメント20min.」。今回は、女性が主役の農場にスポットを当てる。 山梨県の南アルプス山麓には、都会から年間100人以上の女性が訪れ農業を体験している畑がある。6年前に1人で有機野菜を作り始めたこの畑の女性オーナー・井波希野(29)は、「たのしく、おしゃれに」をモットーに女性ならではの視点で野菜作りに励んでいる。 番組では、畑に集まる都会女性たちの農場生活に密着し、何が彼女たちの心を捉えるのかを探っていく。 *ドキュメント20min.
漫画家・楳図かずおを追ったドキュメンタリー映画『グワシ!楳図かずおです』が、11月23日から下北沢トリウッドで上映される。 同映画には、自らが作詞・作曲・振付を手掛けた「まことちゃんダンス」を猛練習する真剣な表情の楳図や、日課である5ヶ国語を練習しているリラックスした楳図、そしてゼロから設計した「楳図ハウス」に住むという自分の夢のために奔走する姿が、赤裸々に映し出されている。 さらに、指関節の痛みのため現在漫画の執筆を休んでいる楳図がイラストを執筆する貴重な映像や、奇想天外な楳図ハウスの内部の様子も収録。ブックデザイナーの祖父江慎、編集家の竹熊健太郎が、楳図漫画の魅力を語るインタビュー映像も必見だ。 監督は、同作が監督デビュー作品となる伊藤弘二。楳図かずお公式サイトを運営するスタッフの1人でもある彼は、作品について「2年にわたって先生を追いかけ回して、迷惑に感じられたこともあったと思う。で
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