かつてアメリカでは、日本人に対する差別が公然と行われていたことはよく知られた事実です。そのような状況に対して、怒り、日本人を尊敬し、時に助けてくれた心強い「仲間たち」がいたことをご存知でしょうか。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、アメリカの黒人たちと日本人の強い絆、そして黒人運動の指導者が見た「中国と日本の違い」が紹介されています。 人種平等への旗手~米国黒人社会の日本観 全米1,200万の黒人が息を飲んで、会議の成り行きを見守っている。 1919年、パリ講和会議。第一次大戦の惨禍を再び繰り返すことのないよう、国際連盟創設のための議論が進められていた。米国の黒人たちが注目していたのは、国際連盟規約に「人種平等の原則」を入れるという提案を掲げて参加した日本であった。 日本の全権使節団がパリに向かう途中、ニューヨークに立ち寄った時には、「ボストン・