独自の世界を形成する巨大都市・東京。昨年10月、そんな東京の魅力を伝える一風変わったガイドブック『Tokyo Totem 主観的東京ガイド』(以下、トーキョー・トーテム)が刊行され、好評を博している。ガイドブックと銘打ってはいるが、観光名所や飲食店を満載したいわゆる旅行ガイドとは異なり、読む人一人ひとりに居心地の良い東京を探してもらうための「トーテム=道しるべ」を収集した報告書のようでもある。本の発想から東京への思いまで、企画・制作のオランダ人の二人に話を聞いた。 世界各地から集まった専門家46人が独自の視点で東京を分析 トーキョー・トーテムは、日本を含む世界各地から集まったアーティスト、デザイナー、社会文化人類学者、建築家、都市研究者などさまざまな分野の専門家46人が、東京から得た「何か」を科学的かつ客観的に分析。日本に暮らしていても、言われてみなければ気付かないことなどを他者の目線で分
![外国人が読み解く「東京」をガイド本で発信](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/45902cbff2b4f57093d1a99b236bc789a71860cd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Feumag.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F01%2Fe0116_eye.jpg)