糸と紙コップでオリジナル弦楽器を考案、11月7日(土)に東京公演を行う「ストリングラフィ・アンサンブル」代表の水嶋一江さんに話を聞いた。 撮影:田村 収 山形県の森の中で生まれた楽器「ストリングラフィ」。縦横無尽に張り巡らされた絹糸と、宙に浮いているように見える紙コップで、想像を遥かに超えた音楽が紡ぎだされる。そんな楽器を使って、5名のフルメンバーでパフォーマンスを行う「ストリングラフィ・アンサンブル」が2009年11月になかのZEROで一日限りの公演を行う。考案者で、アンサンブルの代表でもある水嶋一江さんにインタビューをした。 「ストリングス」+「グラフィック」=「ストリングラフィ」 ──まずは「ストリングラフィ」という楽器について教えて下さい 糸を無数に張って、その糸に紙コップをつけ、糸を指でこすって音を出す楽器です。名前は、「ストリングス」と「グラフィック」を合わせて付けました。視覚