サッカーにおける「魔の2-0」というワードを耳にしたのが昨年8月、セレッソ大阪が清水エスパルスに壮絶な逆転負けを食らった試合後だった。アウェーのセレッソ大阪が立ち上がりから攻め、前半33分の時点で2-0とリードした。しかし、そこから流れが急変しあっという間の3失点で逆転負け。試合後の緊急ミーティングで、尹晶煥監督が最大級の怒りを爆発させたことで有名? な試合だ。 「魔の2-0」で「ああ、あの試合」と思い出す方は多いはず。今年のワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝トーナメント1回戦。日本がベルギーを相手に壮絶に散った試合もそうだった。原口が先制し、後半7分に乾のスーパーゴールで追加点をあげ、初の8強が現実に見えた直後だった。ベルギーのド迫力の猛攻を浴び、後半ロスタイムに決勝点を奪われ、日本の夢ははかなく消えた。 試合を支配しているように映る2-0のスコア。それが時間帯によって「魔の2-0」に