クールビューティと称される凛とした存在感と、シリアスからコメディまでこなす幅広い演技力を併せ持つ女優・栗山千明。本格的な女優として今年15周年を迎え、改めてこれまでの女優人生を振り返る。さらに、29歳という“大人なの女性”に変貌を遂げた彼女が、1人の女性としての展望も明かしてくれた。 “無知”だからこそ飛び込めたことが10代は多かった ──栗山さんは1999年に映画『死国』でデビューして、翌年『バトル・ロワイアル』、さらに、『キル・ビル Vol.1』と、他の女優さんではなかなか味わえない貴重な体験をされてきましたよね。 栗山千明そうですね。10代の頃は、たまたま特殊な役をずっとやっていまして(笑)。そのイメージが皆さんのベースにもあるのかなって思うんです。印象が付いてしまうと、それを良い意味で裏切りたい欲求ってあるじゃないですか? 清純派でずっとやってきた方は大変だと思うんですけど、私の場