国内では長崎・対馬だけに定着している特定外来生物のツマアカスズメバチが相次いで確認された福岡市近郊で巣が見つかり、環境省が駆除した。ただ、周辺には他にも巣があるとみられており、「九州北部に定着する一歩手前」と警鐘を鳴らしてきた研究者は、残る巣の発見に「全力を尽くす」としている。 環境省が駆除、数百匹 ツマアカスズメバチは4月以降、福岡市東区や隣接する福岡県久山町、同県篠栗町で相次いで見つかった。そこで環境省九州地方環境事務所は9月10日から25日にかけて、これまでに確認された場所から3キロ圏内の公園や緑地などに、蜜でツマアカスズメバチを誘い出すトラップを約700個設置。この結果、新たに約30匹を確認した。 一方、同時期に現地で調査を続けた九州大大学院の上野高敏准教授は、トラップなどから巣に帰るツマアカスズメバチが再び戻ってくるまでの時間を計測するなどして、巣の位置を絞り込み、9月28日、福
![外来スズメバチ、福岡で巣発見 「定着阻止を」研究者が警鐘 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7b98d5d7b5bc69e5c07d7c1daa223f70851053eb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2022%2F10%2F15%2F20221015k0000m040058000p%2F0c10.jpg%3F2)