2015年1月、東京・世田谷で開催されたマンガ家・岡崎京子初の大規模展『戦場のガールズ・ライフ』。初期作から代表作まで約300点が一堂に会し、小沢健二が会場でシークレット・ライブをおこなったことも大きな話題を呼んだ展覧会が7月、いよいよ関西に登場する。 © 岡崎京子『リバーズ・エッジ』/宝島社 作品だけでなく、その存在自体が80〜90年代ポップカルチャーの最前線だった岡崎(まさにアイコン)。しかし、1996年に交通事故に遭い、現在も自宅療養中で、すでに20年にもわたり執筆活動は止まったまま。にも関わらず、未刊作品の出版や復刊が相次ぎ、2012年には沢尻エリカ主演で映画化(『ヘルタースケルター』)されるなど、今なお絶大な人気を誇っている。 © 岡崎京子『東京ガールズブラボー』/宝島社 岡崎のマンガ家としてのスタートは、自販機本と呼ばれていたエロ本のイラスト。女子高生作家として桜沢エリカらとと