報道関係者に公開された浜岡原発の防波壁=18日午後、静岡県御前崎市、高橋雄大撮影報道関係者に公開された浜岡原発の防波壁=18日午後、静岡県御前崎市、高橋雄大撮影 中部電力は18日、静岡県御前崎市の浜岡原発で津波対策として建設中の防波壁を公開した。今月下旬までに鋼製の壁の設置を終えて壁をコンクリートで覆う工事に取りかかり、来年3月をめどに完成させる。 防波壁は最上部が高さ18メートルあり、浜岡原発の敷地内の海岸線沿い約1.6キロにわたって建設される。すでに9割以上の壁の設置が終わり、現在は放水路部分約130メートルの壁の設置工事を進めている。 一方、国の有識者会議は、マグニチュード9クラスの南海トラフ巨大地震が発生した場合、同原発に最大19メートルの津波が来ると想定。旧原子力安全委員会は3月にまとめた耐震指針の改定案で、敷地内を浸水させないことが津波対策の基本としており、中部電力は今月