関西テレビが、明石家さんまさん司会の長寿トーク番組『さんまのまんま』のレギュラー放送を9月で終了する、と発表したのは8月4日のことでした。 今日は、数字を使ってできるだけ客観的に、この話題を掘り下げて考えてみます。 ■数字を見れば、テレビ局の苦境は明らか まずは、しっかりと事実を確認しましょう。関西テレビのホームページから、同社の過去3年間の売上高、売上原価、当期純利益の推移を見ると、以下のようになります。(単位:百万円) 売上高:65,255→64,960→64,179 売上原価:42,657→43,195→44,207 当期純利益:2,317→1,573→ 326 売上高は右肩下がりであるのに対し、売上原価は右肩上がりと、明確に傾向が表れています。また最終利益である当期純利益の減少は著しく、このままでは今年度(平成28年度)は赤字決算になる可能性もあります。 この数字は、見事にさんまさ
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