最近の日本では、自分や自分の周囲の人々がより幸せになることを望む意見よりも、自分とは異なる世界の人々がより不幸になることを願う意見の方が強くなっているような気がします。昨年のレコード輸入権創設反対運動は自分たちの音楽消費行動をより豊かにする(あるいは豊かさを奪われるのを拒絶する)ことを目的とするものであったのに対し、今年盛んだった人権擁護法案反対運動は、国内マイノリティが不当に差別や嫌がらせを受ける状態を解消させたくないということを目的とするものです。ネット上で流行っている「嫌韓」にしたって、韓国をいくら悪し様に罵ってみたところで、罵っている人々の生活が改善されるわけではありません。ブログ主に不快感を与える以外に何の意味もないコメントを投稿するために貴重な青春の数頁から数十頁を無駄にしてしまう人々もおられるようですが、ブログ主がそのような執拗かつ不快なコメントに嫌気がさしてコメント欄を閉鎖