ITバブル華やかなりしころにささげる。 昭和初期。 本郷,馬込,田端は文士村と呼ばれるように文人や画家が多く住んでいたところだ。しかしなぜ,本郷と馬込と田端なんだろう? 高校の自由研究で,この三つの文士村の共通点について考えてみたことがある。きちんと実証したわけじゃないけど。これら三つの文士村の共通点は「いずれも印刷所が近い」という点だと思う。ここで,「出版社じゃなく・・・」。というのがミソ。昭和初期の遅筆の作家は印刷所の近くに住んでなきゃなんなかったのね。だから,文士さんたちは,偏屈な詩人をのぞいて,印刷所と出版社から適度な距離のところに住んでいたというわけ。(ほんとかよっ!) そして,昭和末期まで,多くの小説家や文学者が東京の近くに多く住んでいたのも,まあ,似たような理由だろう。 いまでは,新人作家でも好きなところに住むようになってきるし,それも国内とも限らないくらいだが,ちょうどその