9月末,Internet Explorer(IE),Firefox,Safariなど主要ブラウザやFlashPlayerなどのプラグイン・ソフトに潜む「クリックジャッキング」のぜい弱性が報告された。想定される影響範囲が広いうえ,決定的な防御策がなかったことから情報公開が遅れていたが,10月7日に,いくつかのベンダーによる防御策とともにようやく詳細が公開された。 クリックジャッキングを端的に説明すると,悪意あるWebコンテンツに“見えない”ボタンを埋め込み,それをユーザーにクリックさせる攻撃手法である。ユーザーは目に見えているボタンをクリックしているつもりで,悪意あるコンテンツにアクセスしてしまう。 このぜい弱性の主な特徴は, ・JavaScriptの利用を必要としない ・複数のWebブラウザに影響がある ・何度もクリックさせることが可能 の3点だ。クリックジャッキングのぜい弱性報告者の一人
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