朝日新聞社は3、4両日、東京都内の有権者を対象に電話による世論調査をした。23日告示の都議選に向けて現時点の投票先を尋ねると、小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」(都民ファ)が27%で、自民党と並んで最も高かった。4月の調査では自民31%、都民ファ20%だった。 調査は4月1、2日の前回に続いて2回目。小池氏は調査直前の6月1日に自民に離党届を出し、都民ファの代表に就いた。五輪や築地市場の問題で、自民党は「決められない知事」と批判を強めるが、都民ファの勢いを示した形だ。支持政党別では自民支持層(全体の37%)の28%も都民ファに投票すると答えた。 都議選への関心度は、「大いに関心がある」が44%(前回37%)、「少しは関心がある」が49%(同51%)。2013年の前回都議選の告示後の調査では、「大いに関心がある」は20%にとどまっていた。今回「大いに関心がある」と答えた人で