神戸市は、行政データの利活用にいち早く取り組んできました。2022年6月には、行政データで作成したダッシュボードにアクセスできるポータルサイト「神戸データラウンジ」を庁内の職員向けに開発。庁内メンバーが閲覧できる90種類以上に及ぶ全てのダッシュボードは、職員自ら、BIツール「Tableau」で作成しています。翌年には、国勢調査のオープンデータをダッシュボード化して、一般ユーザーが閲覧可能なデータポータルサイト「神戸データラボ」で公開し、話題となりました。 自治体というレガシーなイメージのある世界のなかで、どうやってTableauを使いこなす職人集団が生まれていったのか?その根底には、技術コミュニティの理念が大きく影響していたようです。 現在最前線で活躍する職員、そして最初にTableauを庁内に導入し、たったひとりで3年間「種まき」をし続けたキーパーソン本人に、それぞれ取材しました。 ke