出生時の性別と自認する性別が異なるトランスジェンダーの人に対するインターネット上での差別を解消しようと、甲南大学(神戸市東灘区岡本8)社会学科の学生有志が人権啓発動画を作った。学生は「見た人が身近な人権問題に気づくきっかけを提供できれば」と期待を込める。(綱嶋葉名) 人権侵害の解消に取り組む大阪府府民文化部人権擁護課が甲南大に動画作りを提案。ジェンダー問題に関心を持つ学生5人が社会学科講師、関めぐみさんの指導を受けながら、台本作成や出演、撮影、編集などを全て行い、仕上げた。 タイトルは「寄り添う言葉・引き裂く言葉~SNSで排除されるトランス女性」。トランスジェンダーの中でも女性として生活を送る人に焦点を当てた。 会員制交流サイト(SNS)をよく使う中高生や大学生を視聴者として想定。性的マイノリティーの当事者は身近にいることや、差別的な書き込みの怖さを伝えることにこだわった。 約15分のミニ
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