イギリスのエリザベス女王の国葬で、日本人の多くがその厳かさに胸を打たれると同時に、誰ひとりマスクをしている人がいないことに、改めて衝撃を受けたのではないでしょうか。 実際、海外では「ほぼノーマスク」という国がほとんど。一方の日本では、感染リスクがほとんどないと思われる屋外でも「マスクをしたまま」という人が大多数で、この「一億総マスク」の状況は、世界的にも極めて異例です。 「外したくても、周囲の目が気になって外せない」という人も、逆に「つけているほうがラクだし安心」という人もいるでしょう。 「マスクなし会話に抵抗がある」と答えた人は… 私の会社で、日本全国の1200人に独自調査を行ったところ、コロナの感染リスクがないとしても、「マスクなし会話に抵抗がある」という人がなんと、53.3%にも上りました。10代女性に至っては、66.0%が「抵抗あり」という高い割合です。 その理由として、
「(被害に遭った)駅に行くたびに思い出すし、エスカレーターに乗るたびに思い出す」 「ひょっとして盗撮データが出回っているのではと動悸(どうき)がして動けなくなる」 全国の盗撮の検挙件数は昨年5,019件と過去最多、この10年で2倍以上に増加しています。 私たちが行ったアンケート調査でも「盗撮されたことがある」という回答は3,420件にのぼりました。その声からは、盗撮が被害者の心身や人生に深刻な影響をおよぼすことが伝わってきます。 “たかが盗撮”では、決してない。 スマホや小型カメラが普及する今、盗撮は誰の身にも起こりうる性暴力です。 (「性暴力を考える」取材班) ※この記事では性暴力被害の実態を広く伝えるため、被害の詳細について触れています。フラッシュバックなど症状のある方はご留意ください。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く