日頃から効率的なシステム設計を行う為に努力を重ねている「システム屋」は、システムの使用者たる組織の効率化にも興味を持ちます。ベトナム在住のシステム屋であるelm200さんは、日本的組織内部の村落共同体を破壊すれば合理性を回復できるにおいて、組織論的なアプローチから、日本社会の改善方法を考察しています。しかしながら各論に入り込みすぎて、全体の論旨が見えにくくなっているように感じたので、一般論として下記にまとめてみました。 組織の構成員が、自分の所属する末端組織の利益(効率性)を最大化しようとするのは、組織構成員にとって「合理的」な行動です。小さな組織の集合体が大きな組織です。個々の組織が自己の利益の最大化を追求すると、他の組織との間で「利益のコンフリクト」が発生します。全体組織が一定以上に大きくなると、全体としての組織と、個々の内部組織との「利益の「コンフリクト」も発生します。 内部組織の本
高リスクの有人宇宙船による宇宙開発に消極的な日本で、軌道エレベーターによる宇宙開発が盛り上がっているという記事がダイヤモンド・オンラインで紹介されました。カーボンナノチューブは日本が最先端のようですし、これが実用化されれば宇宙への物流革命となり、宇宙産業が短期間で飛躍的に発展するでしょう。しかし、物資搬送を行う軌道エレベータの膨大な質量を支える強度を得るには、いったい何年かかるでしょうか。 しかし、それほど落胆する必要はありません。実質的な質量がほとんど無いエネルギーを搬送する電力ケーブルであれば、必要な強度は何桁も少なくて済みます。そうです、宇宙に巨大な太陽光発電所を建造し、電力を軌道ケーブルで送電するのです。 ホリエモンは産業用低コスト宇宙ロケットの事業に熱中していますが、ロケットを使う現実的な「キラーアプリ」がいまのところ産業界にありません。そこで提案ですが、太陽光発電施設を軌道上に
経済学101さんが海外脱出アドバイスのダメなところという記事の中で、elm200さんの15歳の君たちに告ぐ、海外へ脱出せよと、渡辺千賀さんの海外で勉強して働こうという記事について、「どうして海外脱出を勧める記事が反感を買うか」という趣旨でダメ出しを行っています。また、これら3人の記事について、「優秀な奴はどこでなにやっても優秀だ」という論調のコメントで批判する方もおられるようです。そこで、これらの批判を参考にして、下記の前提をもとに私なりの海外脱出論(ほんとは脱出という訳ではないのだが)について書いてみる事にしました。 【サマリー】 日本では、有名大学の入試に失敗して2・3流大学にしか入れなかったり、更には新卒で就職に失敗してブラック企業に入ったり就職そのものが出来なかったりした場合、人生の敗者復活戦のオプションが極めて少ないのが実情です。そういう状況の方で、特に下記の条件に当てはまる人を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く