日本興亜損害保険が2006年に開設した、元社員向けのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイト「日本興亜サポーターズ倶楽部」が、女性社員の活用や採用に効果を発揮している。 このSNSは退職した社員だけが登録でき、社員番号と生年月日を組み合わせた認証コードでアクセスできる。通常のSNSのように日記やコミュニティなどの機能を使って交流を深めたり情報交換をしている。 現在、登録者数はおよそ800人で、そのほとんどが女性だ。2006年2月の開設時に元社員の約2000人にサイト開設の告知を郵送。その後は社員が退職手続きをする際にアクセス方法を教えて地道に登録者を増やしてきた。 このSNSを運用する直接的な狙いは、出産や育児が一段落した、もう一度働きたいという元社員に向けて求人情報を発信することだ。人事部は各地の営業拠点から寄せられる求人情報をトップページに掲示する。元社員なら研修のコスト