「日立製作所」と「東芝」、「ソニー」の液晶パネル事業を統合した会社「ジャパンディスプレイ」は、生産設備の増強など将来の成長資金を得るため、東京証券取引所に株式の上場を申請しました。 ジャパンディスプレイは、日立製作所と東芝、ソニーの液晶パネル事業を統合して去年4月に事業を始めた会社で、中小型のパネルの出荷額では世界トップのシェアを持っています。 関係者によりますと、ジャパンディスプレイは、需要の拡大が見込めるスマートフォン向けの生産設備の増強などに必要な資金を調達するため、東京証券取引所に株式の上場を申請しました。早ければ来年2月に上場の承認を受け、最大2000億円の資金調達を目指すということです。 ジャパンディスプレイはこれまで、再来年度までの上場を目指すとしてきましたが、この計画を前倒しして資金を調達し、投資に振り向けることで、海外市場での競争力を強化したい考えです。また、ジャパンディ