国立国会図書館は15日、館内の職員専用の館内LANシステムの運用や管理を委託していた日立製作所(東京都)の社員が、入札情報など図書館の内部情報を不正に入手していた、と発表した。利用者や書籍に関する情報は別のシステムで管理されているため、漏出していないという。 国会図書館によると、この社員は国会図書館に常駐して、館内LANの運用を管理していた。2013年ごろ、管理のために図書館側から社員に割りあてられたパスワードを使ってLANシステムに入り、国会図書館の次期ネットワークシステムに関する入札情報などを不正に入手したとされる。情報には見積額や他社の提案書が含まれていた。