安定して動いていたパソコンが、ある日を境に調子が悪くなった。調べると、グラフィックボードが100度近い「高熱」で、GPUクロックが安定しないためフレームレートも出てくれない。 ファン制御でファンをガンガン回しても、やっぱり冷えない…。この場合、グラボを分解して「掃除」する作業が必要かもしれない。実際にやってみて、効果を確かめた。 グラボが熱くて性能もイマイチ出ない… というわけで「MSI Afterburner」を導入して、各種パラメーターをモニタリングしました。まずは「GPU温度」の計測で、アイドル時とゲーミング時の温度をしっかりと確認する。 結果、PC起動しただけだと57~61度くらいで動いており、Rainbow Six Siegeなど3Dゲームを起動してプレイし始めると温度が急上昇。ゲーミング時は常に94度で動作するという危険な状態だ。 フレームレートはこんな感じ。グラボ(Radeo
今まで「2コア / 4スレッド」というスペックを持っていたのは「Core i3」でした。しかし今回のKabylake世代のPentiumから、そのCore i3に並ぶ仕様である「2コア / 4スレッド」になったということ。 「Pentium G4560 = Core i3並のスペック」 額面だけを見れば明らかにCore i3相当のプロセッサですが…データを見る前にそういう評価をするのは危ない。まずはPentium G4560のCPU処理能力を確認していこう。 Pentium G4560のCPU性能ベンチマークソフトや、動画エンコード、円周率の計算などを行ってPentium G4560がどれくらいの処理性能を持っているのかを確認します。他のCore i3やCore i5とも比較することで、よりG4560の立ち位置を浮き彫りに出来ます。 Cinebench R15Cinebench R15はC
CPUには6コア12スレッドでシングルスレッド性能に富む「i7 5930K」が使用されている。メモリーも3200Ghzで動作しているし、電源ユニットも80+ GOLD認証で安定性は抜群。ボトルネックを心配すること無く、グラボ本来の性能を検証可能だ。 今回参考にするのは「GTX 1060 3GB vs. 6GB Benchmark: Some Major Performance Swings」で公開されている海外データです。 DOOM 2016 DOOM(2016) – フルHD(1920×1080)/ 最高設定 GTX 1060 6GB98.372.069.7GTX 1060 3GB98.074.073.0平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)最低フレームレート(全体の0.1%) DOOMではグラフィックAPIを2種類、グラフィック設定から選択可能になっています。まずは標準的な
グラボ(グラフィックボード・GPU)の性能比較をまとめてみた(※2021年3月版)。デスクトップ用、ノートパソコン用のグラボに対応。PC初心者でも比較しやすい「比較表」です。 デスクトップCPUの性能比較はこちら【ガチ初心者向け】グラボの性能比較はこちら (更新日 : 2021/3/29) GeForce RTX 3080現実的な予算で手に入る、ゲーミング最強のグラボは「RTX 3080」です。フルHDは余裕で144 fps以上を叩き出し、WQHDや4Kゲーミングで60 fpsを可能にします。とにかく性能重視ならRTX 3080で間違いなし。 GeForce RTX 3070「RTX 3070」は、RTX 2080 Tiのほぼ半額近い安さで、ほぼ同じ性能を実現したコスパぶっ壊れなグラボです。フルHDで240 Hz前後、4Kで60 fpsをコスパ良く狙うならオススメ。迷ったらコレ級の一つ。
以前は「Ryzen 9」と呼ばれていましたが、2017年5月にAMDが正式に「Threadripper」というブランド名で発表。その後、7月になって製品のラインナップも少しずつ分かってきたので表を更新しました。 見ての通り、Intelが後手に回っている印象が拭えない、すさまじいラインナップです。もちろん、7月時点では不確定な部分も多く、これで確定というわけではないが、この通りならかなりの競争力です。 Skylake-Xの最上位モデル(Extreme Edition = XE)は、脅威の18コア搭載CPUだが価格は1999ドルでしたね。ここでRyzen Tの最上位「1950X」を見てみる。コア数は16個と負けているものの、価格は849ドルと言われている。 つまりほぼ半額だ。既に発売されている「Core i9 7900X」は約12万円と高価ですが、Ryzen Tの最下位モデル「1900」や「1
クリエイティブ系のソフトウェアとして「Adobe Photoshop」はよく例に挙げられます。そしてクリエイティブ系だからという理由で、しばしばXeonやCore i7の上位クラスをオススメされることが多い。 さて・・・実際はどうなのか。データにもとづいて、Photoshopの推奨CPUを解説します。 (公開:2017/8/22 | 更新:2020/8/31) Photoshopは意外とCPUを使わない これは意外な真実でして、Photoshopは意外とレガシー(古い)なソフトです。 3DCGやレンダリング系のソフトだと、8コアどころか10コア以上の超マルチコアCPUが効率よく機能しますが、Photoshopではそう上手く行きません。 Pugetsystems社が公開しているデータ「Photoshop CPU performance」をもとに、解説していきます。 テスト環境
出来るだけ余計なボトルネックが生じないように、テスト環境はかなりハイスペック。シングル性能に優れるCore i7を4.50GhzにOCし、グラフィックボードはGTX 980 Tiを2枚使っている(2way SLI)。 マザーボードはVRMフェーズがしっかり装着されおり、チップセットはIntel Z170が搭載されている製品。高いオーバークロック耐性があるということです。そして肝心要のDDR4メモリーは… OCメモリー専門メーカーの「G.Skill」が製造販売する「TridentZ」※です。かなりぶっ飛んだ規格(例:DDR4-4000やDDR4-4333など)のDDR4メモリーを多数揃えており、TridentZもそのひとつ。 ※画像はRGB LED版で、テストに使われたのは無色・無発光版のTridentZ。 メモリー帯域幅の変化SiSoftware Sandra 2016 – GB/s DD
パソコン系の話でも比較的マニアックな部類に入ると思っている「エアフロー」について、分かりやすく、かつ真面目に解説してみることにした。パソコンを効率よく冷やすという行為は、中長期的にPCを安定動作させる上で大事だし、エアフローを解説するのは割りと大事なんじゃないかと思って。 なぜ「エアフロー」を考えるか、パソコンを冷やす目的エアフロー設計を行い、PCケース内部の空気の流れを良くする目的について。基本的には大きく分けて2つある。 パソコンの寿命を伸ばすためより高い水準のオーバークロックを行うため…最近のパソコンパーツはかなり堅牢性に優れているので不良品でもない限り、そうそう簡単には壊れません。それでもPCケース内のエアフローを疎かにしていい理由にはならない。 熱は確実にPCパーツの部品や基板にストレスを掛け続けるため、熱いまま使っているとそれだけPCパーツの寿命が縮んでしまう。そのため「普通に
サーバーグレードCPUの特権だった「超多コア」の領域に、一般向けCPUがようやく入り込んできた。18コア以上の世界は主にXeonやEPYCの特権だったが、Ryzen TR 2にアッサリ決着をつけられた。 今後、XeonやEPYCの持つ特権は「RDIMM対応」(ECC Registered DIMM)と「マルチソケット対応」(1つのマザーボードに複数のCPU)ぐらいになり、単に多コアが欲しいだけならRyzen TRで十分な時代が到来。 「Xeon」はCore i7やi9と比べて何が違うのか?しかもRyzen Threadripperのスゴイところは何と言っても「安い」こと。あまりにも安すぎる。インテルなら18コアが約20万円で、28コアが100万円は必要でした。 今回は32コアが約23万円です。1コアあたりの価格はCore i9と比較して半額、Xeon Platinumと比較して8割引きとい
根拠無き「ゲームに最適なCPU」論 少々パソコンについて調べれば「ゲームにはグラフィックボードの性能が大事。」ということが分かる。実際のところ、たしかにゲームでは「グラボが最優先」ですが…CPUの性能も無視できない。 いわゆるゲーミングPCのおすすめ系サイトでは、割りとそれなりの頻度で「CPUは4コアで十分。だからCore i5かi7があればOK」という趣旨の説明が見られる※が、残念ながらこれは安直過ぎる解説です。 しかも、データなどの掲示が一切無く、文章だけで概念めいた分かりにくい解説をしていることも多いので…「根拠」に欠けている点はかなり考えもの。 ※ 本記事を初投稿した2017年当時は多かったが、2018年時点ではあまり見かけなくなりました。 データで分かる、ゲーム向けのCPUというわけで、データに基いて「ゲーミングに最適なCPU」を解説していく。どうやってゲームに向いているCPUか
それぞれのブーストクロックの仕様をまとめた。 見ての通り、Ryzen 7とCore i7は同じ8コアだけれど、クロック周波数の上がり方には大きな違いがあります。要点だけサックリ言うと、Core i7の方が高クロックで動作できるのです。 逆にRyzen 7はなかなかクロック周波数が上がりにくい。すべてのコアに負荷が掛かっている状態だと、せいぜい4 GHzちょっとが限界。一方で、Core i7 9700Kは4.6 GHzまで上昇します。 このクロック周波数の違いは、 シングルスレッド(CPU1個あたり)性能に影響するマルチコアに対応していないアプリケーションで性能を発揮という具合に現れます。 まだまだマルチコアを使いこなせるソフトは意外と少なく、シングルスレッドなソフトの方が多いのが現実なので、高クロックなCore i7はいろいろなアプリで効率よく性能を発揮できる。 たとえば、身近なソフトで言
まずはシングルボードの性能差から見てみます。テスト環境は6コア搭載のCore i7 5930Kで、グラフィックボードはGTX 1080が使用された。メモリはDDR4-3200なので、基本的にボトルネックが発生する可能性は皆無です。純粋にx8とx16の性能差を確認できるはず。 PCIe 3.0 x8 vs. x16: Does It Impact GPU Performance? x8 VS x16 : Metro Last LightMetro Last Light – WQHD(2560×1440)x16 :96.0x16 :74.0x16 :70.3x8 :95.0x8 :73.3x8 :67.0平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)最低フレームレート(全体の0.1%)全体的に安定したパフォーマンスを計測できるという定評を持つゲーム、Metro Last Lightでの検証
自作PCで特に人気なゲーミングPCを組み立てる場合に、「絶対に必要なPCパーツ(オレンジ色)」と「好みに応じて必要なオプション(ライム色)」をまとめました。 CPU【絶対に必要】DDR5メモリ【絶対に必要】マザーボード【絶対に必要】SSD【絶対に必要】グラフィックボード【絶対に必要】電源ユニット【絶対に必要】PCケース【絶対に必要】Windows 11 パッケージ版【絶対に必要】CPUクーラー【オプション】 (※CPUに付属しない場合は必須です) ケースファン【オプション】HDD【オプション】光学ドライブ【オプション】LANカード【オプション】サウンドカード【オプション】きちんと動くゲーミングPCを1台組み立てるのに必要なパーツは以上8点です。CPUにクーラーが付属しないなら、別途CPUクーラーも必要で合計9点となります。 HDDや光学ドライブ、LANカードやサウンドカードなど拡張カードは
「Ryzen 3」はAMD Ryzenシリーズのエントリーモデルで、2モデル用意されています。AMD側の希望小売価格は109~129ドルと非常に安く、明らかに価格帯はCore i3の下位モデルを意識しているのが分かる。 特徴的なのはやはり、どのRyzen 3も4コア搭載ということ。HT(ハイパースレッディング)は無効化されているので4スレッドだが、100ドル台でクアッドコアCPUが買えるのは普通にすごいことだと思う。 ライバルのCore i3は、2コア4スレッドが基本。そして、CPUの性能(特にマルチスレッド性能)は、HTで擬似的に作ったコア数よりも実際に搭載されているコア数の方が、パフォーマンスに与える影響は大きい。 つまり、同じ価格のRyzen 3とCore i3をベンチマークさせれば、間違いなくRyzen 3が勝つということ(あとでデータも見ます)。Ryzen 5 / 7から変わらず
フレームレートのデータは「THE GEFORCE GTX 1050 Ti REVIEW By Jarred Walton – PC GAMER」より。 今回のテストでは、普段のテストマシンに一工夫が加えられている。Core i7 5930K(6コア)を2コアのみ有効化し、クロック周波数を3.7Ghzに落とした。こうすることで、擬似的に似た環境を再現可能(Core i3 4360相当のエミュレート)。 Core i3相当の疑似環境を使う理由も、一応解説。…ボトルネックはグラボの性能とCPUの性能にギャップが生じると発生しやすい。しかし、GTX 1050 Tiは低予算PCに使われることを想定しています。 よってCPUも低予算向けによく使われる「Core i3」あたりが現実的なんですよね。だから、わざわざ6コアの内4コアを無効化して、「Core i3 + GTX 1050 Ti」という低予算っぽ
最強のXeonが登場、28コアのPlatinumと16コアのGoldモデル 中国で流出したサンプル品は「8176」が中古価格3000ドル程度だったが、まさか新品価格が8000ドルを超えているとは想像もできなかった。Xeon Platinumって、こんなに高いんですか。いくら歩留まりが悪いといえ、既に分が悪い印象です。 特徴をまとめていくと… 1コアあたりの価格がずいぶんと高価特殊仕様が存在するクロック周波数が全体的に高いよってTDPも全体的に高い対応ソケット数は最大で「8」なお、クロック周波数はコア数を考えると異常な水準ですが、実際に全てのコアがこのクロック周波数で動くわけではありません。コアによって最大クロック周波数は制限されている、ちょっと変わった仕様になってます。 EPYCと比較すると「特殊仕様」の存在も気になるところ。同じスペックでも語尾に「M」がつくと価格が20~30%も上昇する
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