多くのLinuxディストリビューションでは標準でncコマンドが入っており、リモートホストへの接続あるいはローカルポートでの待ち受けを行い、端末からネットワークソケットに対し読み書きすることができた。 一方Windowsの場合、前者はtelnetコマンドで代用することができるが、後者はNetcat for WindowsやCygwin版のnc、何らかのスクリプトなどが必要となる。 PowerShellスクリプトによるnetcat実装としてはpowercatがあるが、あらかじめ環境にスクリプトをロードしておく使い方が想定されており、コマンドプロンプトからスクリプトとして実行するにはやや使いづらい。 そこで、ここではpowercatの実装を参考にncのように使えるPowerShellスクリプトを書き、コマンドプロンプトからスクリプトとして実行してみる。 環境 Windows 8.1 Pro 64